2017年9月12日火曜日

周星馳「西遊2伏妖篇」日本公開中


9月9日、六本木で「西遊記2 ~妖怪の逆襲~」(原題:西遊2伏妖篇)を連続3回、見ました。映画は面白く、さらに丸一日、周星馳作品を外で堪能できる機会は、なかなか、ありませんので、充実した時間を過ごせました。

以下、映画の核心についても触れているため、ご注意ください。

日本語字幕は「人魚姫」(原題:美人魚)に続いて伊東武司氏だったため、非常にわかりやすかったです。吹替翻訳は「西遊記 ~はじまりのはじまり~」(原題:西遊·降魔篇)の税田春介氏が担当しており、吹き替えは日本独自のギャグが多く、原版で俳優が話していない部分も声優が声を当てている所も多かったです。また、「小さい」を「小っさ」と言うように現代的な若者言葉を使っている所が印象的でした。しかし、封印されてぬいぐるみになった紅孩兒を見た際に九宮真人(姚晨)が「萌え」(原語では「好萌」。字幕では「カワイイ」)と言うなど、忠実に訳されている部分もあり、侮れません。字幕版だけを見た方は次は吹替版を、吹替版だけを見た方は次は字幕版を見て違いを楽しむのも良いかもしれません。

私は日本語吹替版を2回、見たのですが、積み重なった疲労から来る幻聴でなければ、もしかして、日本語吹替版は2種類のバージョンがあるのでしょうか?9月9日の9時に上映されたバージョンでは映画の初めの方、サーカス団の表演を見に来た女性に欲情した豬八戒(楊一威)が彼女に覆い被さるシーンで「×××(←失念)、私とエッチを」と言ったような気がしており、前述のように「現代的な横文字を使っている」と思った事で印象に残ったのですが、9月9日の12時に上映されたバージョンでは「セクシー女優だ!いい事しよう」になっていたため、驚きました。(似たような、蜘蛛精に欲情するシーンでは上記の台詞は出て来なかったと思います。)

舞台挨拶で声優さんが「台本と台詞を変えた」「現場で言い回しを作った」「同じ部分を2~3回は収録した」と言うような事を話していたため、何かの間違いで最初に収録したバージョンと最終バージョンが出回っているのではないかと想像したのですが…やはり、幻聴でしょうか…?ご存知の方はご連絡くださると大変、ありがたいです。