2017年4月15日土曜日

周星馳「大話西遊之大聖娶親 加長紀念版」には孔雀の妖怪も!

4月14日から大陸での上映が始まった周星馳の「西遊記大結局之仙履奇緣」のロングバージョンこと「大話西遊之大聖娶親 加長紀念版」の予告編が公開されています。やはり、孔雀の妖怪が羽を広げて戦うシーンや牛魔王(陸樹銘)の刺又による攻撃から姉を庇おうとする紫霞(朱茵)のシーン、美女妖怪に反応した沙悟淨(江約誠)の股間を豬八戒(吳孟達)が叩くシーンなどが本編に組み込まれているようです。

さらに美女妖怪に豬八戒が話しかけ、それに怒る沙悟淨のシーンなど以前の大陸版にも収録されていないシーンもありました。非常に興味深いですね…。日本での上映、発売も期待したいのですが、張國榮の人気をもってしても「家有囍事 修復加長版」(元々は韓国版)の発売が未だにないので、こちらは、さらに難しいかもしれません。

中華圏のニュース記事によりますと「加長紀念版」の追加シーンは15分と言う説と11分23秒と言う2つの説が出回っているようですね。この収録時間の差ですが、15分はオリジナルの香港版の収録時間から見た物で、11分23秒と言うのは公開の時点で香港版よりも長かった大陸版の収録時間から見た物なのではないかと思っています。

ちなみに1995年版「西遊記」は劉鎮偉が当時、公開の旧正月までに編集が間に合わず、不完全なままだったようで、後に自ら上下集を合わせた2時間版を作ったと聞きます。そして、周星馳が自ら編集したバージョンも存在するようですが、どちらの監督も3時間以上ある大作を、どのように短くまとめたのか気になる所です。かく言う私も20年ほど前、個人的に2台のビデオデッキを使って上下集を短く編集し直しましたが、ストーリーの繋がりを考えた上でギャグを残すと、どう頑張っても2時間20分くらいにしかできなかった記憶があります。